2025年7月27日日曜日

キャンエコ 夏の生きもの探し

7/27(日)15:00~16:00

 ふれあい農園から大池までの間で、夏の生きもの探し。暑さを避けて、15:00から。30名ほどの学生と案内役が5名。

 オニグルミの木の付近に集合して、まずは、コナラの樹液に来ていた虫たち。カナブン、アオカナブン、シロテンハナムグリなどを見てスタート。ハラビロカマキリの幼虫を気に入った学生もいました。勇気を奮って、カナブンを捕まえた学生は糞をされて、ビックリしていました。

 歩くと草むらから小さなバッタが飛び出します。涙目をしたツチイナゴの幼虫。ユウガギクを見たり、ツマグロヒョウモンを捕まえたりしながら、ふれあい農園へ。ここでは、ナガコガネグモが巣にかかったウチワヤンマを捕食しているのを観察。田んぼに建てられた竹に止まっているのは、チョウトンボやショウジョウトンボ。

 田んぼの周囲には、ミソハギがピンクの花をつけていました。流れ沿いを歩いて大池に向かいますが、アジアイトトンボを見つけたり、シオカラトンボを見たり、遅々として進みません。ヌスビトハギやミズヒキの花。オオアオイトトンボを見つけた学生もいましたが、流石に、目がいいですね。道にいたオオヒラタシデムシに興味しんしん。成虫だけでなく、幼虫も一緒にいて、姿の違いに驚いていました。ヌマガエルの幼生を見つけたり、大きなコガネグモもいました。田んぼには、アライグマの足跡や亀のものと思われる足跡もありました。

 流石に、飛んでいたツバメやヒヨドリに気がついた学生はいなかったかもしれません。

 結局、果樹園にも辿り着けずに終了。学生たちが見つけて写真を撮ってきた虫たちも色々。アブラゼミ、ヤマトシジミ、ヒメギスと思われるバッタ、不明なシャクガの類などなと。ちょうど、夏の日暮れらしく、ヒグラシが鳴いてくれて解散。結構、色々でました。

By yamasanae

記録(下線は事前に見つけた生きもの)

昆虫 【カゲロウ目】カゲロウsp.(バットで)、【トンボ目】オオアオイトトンボ、オオイトトンボ、アジアイトトンボ、ギンヤンマ、ウチワヤンマ(死骸)、チョウトンボ、ナツアカネ、ノシメトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、【バッタ目】ヒメギス(たぶん)、オンブバッタ・幼虫、ツチイナゴ・幼虫、ショウリョウバッタ、【カマキリ目】オオカマキリ・幼虫、ハラビロカマキリ・幼虫、【カメムシ目】ニイニイゼミ(成虫、抜け殻】、アブラゼミ(成虫、抜け殻)、ヒグラシ(声)、マツモムシ(バットで)、ホシハラビロヘリカメムシ、【コウチュウ目】オオヒラタシデムシ、コクワガタ、アオドウガネ(ドウガネブイブイとしたが誤り)、シロテンハナムグリ、シラホシハナムグリ、カナブン、アオカナブン、ナガゴマフカミキリ(たぶん)、キボシカミキリ、イチモンジカメノコハムシ、【チョウ目チョウ類】キアゲハ、キタキチョウ、ベニシジミ、ヤマトシジミ、ツマグロヒョウモン、キタテハ、アカボシゴマダラ(特定外来)コジャノメ、【チョウ目ガ類】シャクガsp.(ヒメシャク類?)

【クモ目】コガネグモ、ナガコガネグモ(ウチワヤンマを捕食)、ジョロウグモ、

【両生類】ニホンアカガエル、ヌマガエル(国内由来、被害防止)、シュレーゲルアオガエル、

【哺乳類】アライグマ・足跡(特定外来

【野鳥】チュウサギ、ヒヨドリ、ツバメ

【植物】ヌスビトハギ、キンミズヒキ、ミソハギ、ミズヒキ、ヌマトラノオ、ハナトラノオ、ユウガギク、アメリカオニアザミ(被害防止

当日の写真オオイトトンボ、キアゲハ、コクワガタ、ニイニイゼミ
    

7/28 追記 ヤブランのことを聞かれた(あのつぶつぶの花は?)ことを思い出しました。



2025年7月 活動記録

 参加人数

26(土) キャンエコ4名 百年亭に宿泊

27(日)キャンエコ26名 キャンエコOG1名 明治大学サークル11名 高校生1名とその父 計41名

サポーター 炊事班 tsuru tana    oou   matsumu suto  nisiya  sanoka  morimo  sai 

午前

10:00~ 子パンダの森周辺竹切

12:30~15:00 昼食 休憩

15:00~ 里山の生き物調べ

16:00~ 百年亭周りの草集め 草取り

 大変な猛暑の中、学生たちのために駆けつけて下さったみなさま、本当にお疲れさまでした。また、ありがとうございました。

  • 炊事班:朝早くからの調理作業(ダブル暑・熱)は、焼けるような環境だったと思います。前泊組の4名がお手伝いに入りました。
  • 竹切応援隊:日影とはいえ、足場の悪い竹林での作業は、学生もサポーターもどんなにか体力を消耗したことかと思います。
  •  nisiyaさんが大量の氷を用意して、一人一人に配り熱中症対策をしてくれました。
  • 午後の生き物調べで、学生たちは、tsuru さんの話に興味津々、早速スマホで撮影し記録していました。

    昨秋から始まった「里山の生き物調べ」、この夏で一通り終わりとなりますが、学生たちの生き物を観る目が変わったように思います。

  • 百年亭周りの整備:朝早くmuroさんが機械で草刈りをしてくれたので、その草を一か所にまとめ、周辺の草取りをしました。
  • 百年亭の掃除:畳に敷いたグレイのシートを片付けて、掃除機をかけ、廊下の雑巾がけをして、全員集合の写真をパチリ。

    解散は17:00を過ぎていました。

 里山に学生たちが大勢集まることは、保全活動がそれだけ進み、学生にとっても学びが多いと思いますが、受け入れ側の対応(炊事班・サポーター)は苦戦しました。

By Sai