2005年7月17日日曜日

青屋箸ほか



データタイトル:じゃがいもどっさり -(29 KB)

肉じゃが製作中 名前: cat [2005/07/21,00:30:19] No.82
Aさん直伝の肉じゃが。
でも火の勢いが弱くて、なかなか煮えません。

データタイトル:これだっ! -(50 KB)

きゃんえこ畑 名前: cat [2005/07/21,00:33:12] No.83
サツマイモの隣の畑。
いったい何が植わっているのでしょう?
草だらけで本体が行方不明。
あっ、ありました!

データタイトル:竹挽きのこ -(19 KB)

竹で 名前: cat [2005/07/21,00:36:08] No.84
孟宗竹を輪切りにして、うどんを食べるお椀を作っています。
竹を切るのこぎりは、押してはいけません。
手前に引く。

データタイトル:竹の樋 -(55 KB)

ススキの箸 名前: cat [2005/07/21,00:46:10] No.85
青屋箸はススキの箸でうどんを食べる行事です。
土浦の老舗のうどん屋さんで特上のうどんを仕入れてきました。
こしがあって、とてもおいしい!!

データタイトル:小麦の収穫を祝って -(32 KB) 名前: cat [2005/07/21,01:12:12] No.86
うどんを食べる前に、地元のA子さんからお話を伺いました。
旧暦6月21日、青屋まつりの日にうどんを食べるいわれや、昔のようすや農作業のお話などいっぱいお聞きしました。
昔はクワや鎌や農作業道具をいっぱい入れたカゴを嫁さんに背負わせて、みんなで坂道をあがって下って歩いて畑に行ったの。亭主はクワ1本かつぐだけ。重いものはみんな嫁。重いからいつも一番後ろから付いて行った。みんなから遅れながら、それでも夫婦ふたりで仲むつまじく、いっとうしまいに。


キャンエコ報告20050717


キャンエコ報告20050717 名前: tanto [2005/07/20,23:40:15] No.81
日時:2005年7月17日 9:30~16:30
参加者:キャンエコ6人

内容:
・つるぐみ農園、小豆畑、西瓜畑草取り
・青屋箸(薄の箸作り、竹の椀作りも)
・集落散策
食事:青屋箸のうどん(薬味は農園の紫蘇・ミョウガ)、肉じゃが(農園の芋)、
茄子と胡瓜の漬物、焼き茄子(茄子は大工さん提供)、ポテトサラ
ダ(Kさん差し入れ)、ラディッシュ(Sさん農園)、西瓜(Iさん
提供)、プラムのシャーベット(Aさんの庭から)


学生の参加は、テスト間近ということもあってか少人数でしたが、いつもとは少
し趣が異なり宍塚の歴史・文化・人に触れる日としましたので、本日の参加者は
得をしたのではないかと思います。
事前にAさんが集落の方々に声をかけて下さり、充実した年中行事体験と集落
散策となりました。どうもありがとうございました。また作業指導、食事提供・
準備くださった皆様、どうもありがとうございました。
地元で今回ご協力くださった皆様は、次の皆様です。

Aさん 昼食準備を手伝って下さり青屋箸について話して下さいました
Yさん 古い道具を見せて下さり、使用当時のことを話して下さいました
Tさんご夫妻 茅葺民家、松の梁などみせて頂き、古民家を守る複雑な
          事情と心境を話してくださいました
TMさん 庭に入り、ニッケイ、チャボヒバ、コウヨウザンなど見せて頂きました。

集落散策後、農園に戻ってからは、シードバンク調査中のIさんのお邪魔をし
て説明をしていただき、復活したジュンサイや車軸藻類の水草を見せていただき
ました。

食事は、人数が少ないこともあり十二分に頂きました。うどんに肉じゃが、茄子
胡瓜、手作りシャーベット、西瓜・・大変ごちそうさまでした。


-----以下詳細------


○つるぐみ農園、小豆畑、西瓜畑草取り
春にはあんなに綺麗な畑らしい畑だったのに、クズやアカザがサツマイモ畑を覆
い尽くさんとしており、しゃがむと人が隠れるほど。4人で草とりしました。小
豆畑の草はかわいいものでしたが、前作のジャガイモのときからずっと畑の世話
をしている女の子が、1人モクモクと草とり。その後、つるぐみ農園から帰って
きた4人ととともに、西瓜畑の草取りもしました。西瓜はちゃんと実ってます。
蔓を切らないように注意して・・・。


○青屋箸
青屋箸は茨城県南の年中行事で、青屋様、青屋祭、青箸、青箸祇園、青屋の祇園
などともよばれ、旧暦6月21日に、ススキの箸でうどんを食べるというものです。
歴史部会で地元の方から聞き、昨年に続き今年も実施しました。キャンエコもこ
れに参加し、ススキを刈って箸をつくり、ついでに竹のお椀も作ってうどんを味
わいました。スペシャルゲストとして、Aさんの呼びかけで地元のAさんが参加し
てくださいました。
青屋箸の由来は今年・昨年の五斗蒔き便り7月号に記されているように諸説あり
ますが、いずれにしても「青屋」とはススキ等の青茅で作った御仮屋のことで、
常陸国一之宮である鹿島神宮にまつわる行事が元であったことが伺えます。しか
しながら、このような由緒のあるお祭りは面白いもので、伝播するにつれて受け
入れる地域ごとに様々な意味を付与されていくものです。Aさんによると、青
屋箸(青屋の祇園)はいわば小麦の収穫祭のようなものだったようです。昔の6
月は、田植えと麦の収穫を併行して行う超・農繁期。田植えの合間に、混作して
ある落花生や大豆を踏まぬよう麦を刈り取り、雨の合間に干してあげてこなけれ
ばならず、大変な忙しさだったそうです。そして無事に麦の収穫がすむと、村の
「うどん屋」で収穫した小麦と小麦粉を交換してもらい(その昔は家の石臼で製
粉)、うどんを打ち、ススキの箸で食べる・・・それが青屋箸であり、超・農繁
期を乗り越えてやっと一息をつける行事であったとのことでした。


○集落散策
Aさんの人脈と取り計らいのおかげで、地元の方々に直接お話を聞きながら
散策をすることができました。滅多にできません、一日に3人もの地元の方にお
話を伺うことができました。


*詳細は省略させていただきます



データタイトル:img20050722060749.jpg -(120 KB)

7/17 ツルグミ農園草取り 名前: tanto [2005/07/22,06:07:49] No.88

アカザの畑ではありません!
しゃがむと人が隠れる。なんてこった

小一時間草取りして、なんとかサツマイモ畑の姿を
取り戻すことができました。

データタイトル:img20050722060539.jpg -(96 KB)

7/17 青屋箸 ススキの箸作り 名前: tanto [2005/07/22,06:05:39] No.87
青屋箸で使うススキの箸も実際にススキを刈って作ってみました。
刈って葉をとり、芯の部分を使います。
結構硬く、しっかししてます。

昔は農作業で人に会うと「今日は青屋箸だよ」と言い合い、仕事の帰りに刈って、道々、葉を剥きながら帰ってきたものだそうです。
とA子さんが話してくださいました。なんとも情景が目に浮かびますねぇ・・

データタイトル:img20050722061151.jpg -(77 KB)

ここがメインストリート 名前: tanto [2005/07/22,06:11:51] No.89
午後からは、歴史部会のAさんの案内で集落に出かけました。
これは、般若寺にまっすぐつながる宍塚のメインストリート、ババでの一枚。
この後、地元の方のお宅数軒にお邪魔し、古い道具や建物、巨木など見せていただきお話をして頂きました。皆様どうもありがとうございました。