2015年8月23日日曜日

2015.08.23 キャンエコの活動

 毎月第4日曜日、法政大学キャンパスエコロジーサークル(キャンエコ)がやって来ますが、23日はキャンエコOG・OB(2009年、2010年、2012年、2013年年卒業生)11人が集い、現役5人と共に活動を行いました。
 午前中はさわやか隊の活動に13人、森のごちそう作りに3名が参加しました。

 お昼の食事の時には、会員との語らい、貴重な交流の時になりました。

 昼ごはんの片づけ全員参加で行ったのち、情報館に移動。
 先輩たちが特に印象に残った活動について語り、キャンエコの 過去、現在、そして未来を考える話し合いの時にしました。
 会からはAbさんとhanaが参加しました。

2009年卒業生からは

  • 大変な荒れ地だったツルグミ農園の開拓。中でも荒れ地に育った5本の松、どのようにして根を掘り出したのか、とてもよく覚えていて後輩たちに解説してくれました。
  • 昔、松の根が燃料として大変貴であったことから、労せずして根を掘り出す巧みな技が地元にあり、それを語ってくださった古老に当日来ていただき、実践しました。
  • この企画、当時キャンエコの指導にも当たられていたKoさんが計画されました。―「聞き書き里山の暮らしー土浦市宍塚」にその方法が掲載されていますー
  • それと、蚕の繭から繰り糸機を取って、絹糸をなったことが特に印象に残ったことだったそうです。
  • その時の美しい絹糸の写真、添付します。


2010年卒業生からは

  • ツルグミ農園で大豆畑をつくり、ウサギの攻撃をかわしながら大豆を栽培、冬、その大豆を使って味噌を作ったこと。
  • 作ったことを忘れた頃の1年後、味噌が出来上がり、大層旨かった! 

2011年

  • 蓮刈りや畑の草刈り、竹を伐るなど、刈る作業をさまざま体験した。
  • 秋の学園祭ではすいとん作りをしたが、収穫したサツマイモが役立った。

2012年

  • 田植え体験、味噌、豆腐作り

2013年

  • ピザ窯つくりに参加したこと、池の活動で大量のザリガニ(一生分)を採ったこと
  • 世代間交流ができたこと・・

  その他、自然とのふれあい、蓮刈りとジャガイモ作りの思い出などが多くの方から出ました。
  現役生、先輩たちの話しに大いに刺激を受け、これから活動を深めてゆきたいとのことでした。期待したいです。

 そのあと、キャンエコが里山で行ってきた活動の現場を見学しました。

  • ツルグミ農園、キャンエコの森、そしてオミナエシなど貴重な草原性植物が繁茂する森(冬季草刈り落ち葉掻きを行うことから、夏草が生い茂っています。)
  • セイタカアワダチソウや柳ををせっせと抜いたイナリヤツ湿地。
  • 何度もこの活動を行ったキャンエコメンバー、これらの植物が大変少ないことにとても感激していました。
  • そしてゲンベーヤマ、宍塚大池を巡りました。
  • 宍塚大池は蓮刈りや外来魚釣りなど思いでの多い場所ですが、大池の変貌にはたいそうびっくり。原因のあらましを伝え、対策の困難さ、現状では専門家も解決策を持ち合わせないことなどを伝えました。

 キャンエコに参加した若者達、宍塚の活動を通して、環境を考える目・心を間違いなく育んでいることを感じました。中には現在環境保全課の職員、宍塚に市民を連れてくることを実現させたいと熱く語る若者、職場と宍塚の関わりを考える若者など、うれしい話もさまざま聞けました。 

 農園に戻ると、おやつや飲み物・スイカなどが用意されていて、帰路に就く若者達の腹を満たし、休息の一ときになりました。ありがとうございました。 
 毎回、工夫された美味しい昼食、彼らにとても印象深いものであること、当然のことながら感じました。感謝です。

 午後、Onoさん、Kaさんが、ゲンベーヤマからイナリヤツ湿地を回り、林まで、観察路の草刈りを行ってくださったことから、若者達、なお気持ちよく歩くことができました。
 ありがとうございました。 
by hanaさん
(大池メールから転載)